異邦人

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)


気まぐれで古い文学を読んでみたくなり選んでみました。
選んだ深い理由はなく、いわゆるタイトル買いです♪



外国の作家の作品は訳が気に入らないことが多いので普段あまり読まないのですが、
この本も正直訳はすごい微妙でした。




英語でどう書いてあったかが想像できるような直訳を見ると、一気に冷めちゃうんですよねー。
ちなみに実はこの本原作フランス語だったので、想像した原文はただの妄想だったようです(^^;)



それはともかく、内容はなかなか自分的にはよかったです♪



徹底的に人間の排他的な一面が表現されています。




母親の葬儀で泣かないなど
「自分が感じている以上に感情を出す」
ということをしない主人公は周りから奇人扱いされていきます。



他人の求めている行動を取っているという点で、
これも他人に迎合しているということなんですね。



「理由がないからしない」
と主人公が何度もいうのがすごく印象的でした。





僕も自分の身の程や、世の中の不条理さを知ってか、
いつの間にか周りの顔色を見て行動するようになっちゃってます。



きっと中学のときに平均点20点のテストで90点取ったのに成績が4だったときからだ(笑)