最近読んだ本

最近は宮部みゆきをたくさん読んでます。
3つとも全く違ったテイストの作品で、著者の実力がうかがえます。
長いってだけで読んでないけど、模倣犯も読んでみようかな。



火車 (新潮文庫)

火車 (新潮文庫)

多重債務を取り扱った作品です。
婚約者の女が実は自己破産をしていたことがばれて疾走。
そのあとを追って調べるにつれて、いろいろなことが明らかになっていくお話です。


クレジットカードやサラ金の問題を扱った社会派作品ですが、
飽きることなく読むことができました。


来月の給料の半分がカードで消える僕としては他人事とは思えません。



長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)

長い長い殺人 (カッパ・ノベルス)

宮部みゆきのかなり初期の作品のようです。
普通の殺人ミステリものなのですが、
 ストーリーが全部登場人物の持っているサイフの視点で描かれている
という一風変わった作品です。


サイフによって持主のことを
「あるじ」と呼んでいたり、
「○○ちゃん」と呼んでいたり、
サイフのキャラもいろいろです☆



ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

こちらは一風変わってとってもライトテイスト♪


ある日泥棒が家に侵入しようとしたところで雷に落ちて屋根から落ちてしまいます。
そこを両親に出て行かれた双子に目撃されます。


双子たちは泥棒を警察に通報する代わりに、
 「自分たちの父親のふりをしてよ。えへ (´∀`)(´∀`)」
と泥棒をゆすって一緒に住むことになり、
そこでいろいろな出来事が起こるという小説です。


一つ一つの出来事が短編小説でつながっているのですが、
話が進んでいくにつれて、
三人の不思議な関係が深まっていくのが面白いです。