殺戮にいたる病

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)



偶然にもかまいたちの夜のシナリオを担当している我孫子さんの小説を先週読んでたので紹介します。
この偶然はかまいたちの夜を買えというメッセージでしょうか♪



なかなか強烈な作品でした。
犯人は「死体愛者」という地点でかなりきてます。
ドトールでコーヒー飲みながら読む本ではありませんでした(´Д`)



作品の特徴は犯人も含めて3人の登場人物の視点でストーリーが進行していくことです。
ストーリーが進むにつれて3つの時間軸が交錯しあい、緊張感が増していきます。



この人の作品は表現がうまいとか特別感じませんが、
ストーリーの進め方がうまくてついつい引きずりこまれます。



あとトリックがシンプルかつエレガントでいつも騙されます♪
まぁミステリーで途中でトリックがわかったことなんてほとんどないけどねー


この作品もトリックはたった一つだけで、それがわかれば全てがくつがえせるのですが、
最後の1ページで決定的なタネ明かしがあるまでわかりませんでした。



トリックがわかってから見直してみると、
随所にヒントがあるんですけどねぇ ┐(´∀`)┌